株式会社C-HASプラス
- 代表取締役 CEO
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菊池 正彦
Masahiko Kikuchi
- 会社概要
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C-HASプラスの原点は、熊本地震の翌年にあたる2017年度に、熊本大学と熊本県が文部科学省「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム(UpRod)」に採択されたことにあります。現在の主力事業は、動物実験の代わりに線虫Cエレガンスを用い、食品や薬品の素材が健康寿命にどう影響するかを解析するサービスです。Cエレガンスはわずか30日間の寿命ながら、神経・腸管・筋肉といった器官を一通り備えた生き物です。Cエレガンスの一生を人間の一生に見立てて素材の健康への影響を数値化する、世界初の健康寿命評価システムを開発しました。これにより、マウスなどの動物実験を減らし、短期間で高品質のデータを取得することができます。
- 投資意義
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地方では若者の都市部への流出や少子高齢化が進み、価値観も多様化する中で、地域社会の担い手が減少し、地域のつながりが失われつつあります。特に、若年層が技能を身につけ、キャリアを築くための職場環境が十分に整っておらず、その結果、将来の雇用に不安を感じた若者が都市部へ流出する現象もますます深刻化しています。こうした課題に対し、SIIFICウェルネスファンドは「雇用の質」に着目し、専門人材や外国人、若者、女性を積極的に採用することで、地域との結びつき強化し、地域全体のウェルネス向上に貢献するプロキシマー社に投資実行いたしました。今回の投資を通じて、地方での専門人材の確保や定着を支援し、誰もがよりよく生きられる地域社会の実現を目指します。
- 投資テーマ
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- 地方にて雇用を創出し、いきいきと暮らせる環境を創出する可能性があるスタートアップ